会社がマスコットキャラクターを起用するメリット

最近では「ご当地キャラ」と呼ばれるキャラクターがブームになったことで、「ゆるキャラグランプリ」も幅広く注目されるようになりました。動物をモチーフにしたキャラクターや、ユニークな容姿を持つ架空のキャラクターなど、様々なコンセプトをもとにしたマスコットキャラクターが登場して話題になっています。しかし、こうしたご当地キャラクター以外に、企業にもキャラクターを持っている会社があることをご存知でしょうか。
ゆるキャラブームを受けて、企業のキャラクターにも年々関心が集まっています。マスコットキャラクターを利用している会社はどのような会社なのでしょうか。参考までに、企業部門のグランプリで100位以内にランクインしている企業を調べてみた場合、生活の安全や安心に関連する保険会社、あるいは子供がいるご家庭を対象にした教育事業などの分野が、企業キャラクターを活用したマーケティングブランディングを積極的に展開していることが分かります。
このような業界の企業においては、マスコットキャラクターの利用はその企業の商品を目立たせたり、キャラクターを通じて商品を広く認知させる目的で使用されていることが多くなっています。しかも古くから行われており、むしろ現在では定番の存在になっています。
そこで気になるのが、会社がマスコットキャラクターを活用することで得られるメリットではないでしょうか。メリットとして考えられる点は、まずその企業のサービスや商品の認知促進が可能ということです。また、商品の売上を拡大し、他の商品との差別化を図ることができます。そして、企業のイメージアップの効果ももちろん考えられます。
近年は、保険業界や教育業界以外でも、製造業あるいはIT業界で認知効果やイメージアップ、コミュニケーション効果アップを目的に用いるケースが多くなってきています。「商売」、「打算」といったイメージが浮かびにくい楽しげなキャラクターを使うことによって、口コミも広がりやすくなり、マスメディアを介したマーケティングよりもブランディング効果がアップすることが期待できます。
特に、企業との間のコミュニケーションは堅苦しいイメージがつきまといますが、キャラクターを活用することでコミュニケーションが円滑になる可能性があります。こうしたことを踏まえ、企業がキャラクターを利用することは、企業のブランディング戦略の一環として効果的と言えるのではないでしょうか。