管理が問われる会社のマスコットキャラクター
会社のマスコットキャラクターは、実に管理が大変な代物です。一見すると一度作ってしまえば、別に管理の必要もないのではないか、管理が必要だとすれば着ぐるみではないかと思う人も少なくありません。しかし、この場合の管理というのは、マスコットキャラクターの設定です。最初に細かく設定をすると後になってその設定が災いする可能性があります。また、勢いでいくつものキャラクターを作るのはいいものの、それを維持していく、それを活用して、会社に貢献していくことが段々と難しくなるため、そのあたりの管理が問われます。
管理の難しさを象徴するケースとして、コミュニケーションの難しさがあります。最近では双方向のやり取りがポピュラーであり、SNSを通じた交流というものがブームとなっています。それによって爆発的な人気を生み、多くの人に支持され、どんどん知名度をアップさせたケースもありますが、SNSなどを意識せずに作ったために、コミュニケーションが難しいマスコットキャラクターも存在します。また、SNSを意識した作りにする場合でも、それまでのものをいかに穏便に退場させて、新しいものを登場させるのかというのが実に難しいのも言えます。