会社のマスコットキャラクター~ゆるキャラのゆるくない力~


企業には企業カラーやコンセプトなどがあるのと同時に、企業のイメージを担う役割としてマスコットキャラクターも数多く存在します。企業とは違うかもしれませんが、プロ野球チームにおいても、タイガースなら虎、ヤクルトスワローズならツバメといった、個性的なキャラクターがおり、負け込んでる試合でも彼らを見ると気持ちが和らぎ人も少なくないでしょう。
お堅いイメージを持たれている会社なら特に、マスコットキャラクターを持つのは得策なのではないかと感じます。可愛いキャラクターがいることで、親近感もわきやすいでしょうし、どんな会社なのだろうと、興味を持たれるきっかけにもなると思います。
キャラクターがいることで、キャンペーンなどにも落とし込みやすいでしょうし、アイディアの枯渇を救ってくれる救世主のような存在でもあると思います。グッズなどを作ることで、利益はもとより会社の宣伝や商品の購入などにもつながります。
特に、そういうキャラクターを上手く使っていると思うのは、テレビ局と野球のチームです。野球チームを企業として考えていいかわかりませんが、少なくとも親企業があるチームが多いので、企業として考えました。
テレビ局のキャラクターの使い方としては、キャラクターに番組紹介をさせる番組がある局があり、そこのマスコットが、ドラマの内容に関連したコスプレをしたりして、こういうドラマがあるよと紹介しています。見るかどうかの行動につながるかはわかりませんが、興味は引けると思います。あとは、夏休みなどを利用したイベントなどをするときにキャラクター達はなくてはならないものだと思います。キャラクターの着ぐるみがいるだけで子供たちは嬉しいでしょう。普段は買えないオリジナルグッズなども変えたりするので、マスコットの強みが出せると思います。
野球のキャラクターの使い方は、まず、試合を見に行くとキャラクターが、随所で踊ったりじゃんけんゲームなどをしたりと試合以外でも楽しませてくれます。敵チームのキャラクターと仲良くしている場面は、負けがこんでるチームからしても和やかな気持ちで見られますし、ピリピリとした空気を和やかにしてくれます。あとは、グッズやキャンペーンへの落とし込みが上手だというところは、本当に上手だと思います。可愛く実用性があるものなら思わず手にとって見てしまいます。キャラクターには購買意欲を掻き立てる力があるのではないでしょうか。
消費者は可愛い、癒されるという気持ちを得られ、会社や企業は、そのキャラクターをきちんと可愛がり育てていけば、会社のために働いてくれる仲間のような存在になるのではないでしょうか。